「悠仁さま皇位継承なら、皇室は滅亡する！」ロイター通信が衝撃の継承！「お腹の子の皇位継承権を奪うのか！？」の安倍発言にも注目

文・もっちゃん

悠仁さまに皇位継承させなければ失礼？

天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが成人され、秋篠宮家の長男・悠仁さまも、18歳での成人を控えられている現在、密かに、皇位継承問題が話題となり、注目を集めているようです。

そうした中で、特に話題となっているのが、「悠仁さまがいるのに女性・女系天皇議論は失礼」「現代の常識だけで歴史を変えるべきではない」と語り、愛子さまの皇位継承について厳しく批判する漫画家・里中満智子氏による次のような記事です。

皇族数の減少や安定継承の先行きについて、危機意識を持って準備することは大切です。ただ、長い皇室の歴史を見ると継承の危機はこれまでに何度もありました。507年ころに即位したとされる継体天皇は、天皇の血筋からかなり離れた傍系の男子でした。それも中枢から遠い地から迎え入れ、即位させたといわれます。一方、少なくとも今は、次の世代の継承資格者である悠仁さまがいらっしゃいます。過去の危機と比べてそれほど深刻な事態ではないと考えています。慌てて変えてもいいことはありません。落ち着いて見守ることが必要でしょう。

　皇位継承は男系男子優先で続いてきました。史実と思われる範囲に限ってもその歴史は1700年にのぼります。過去には8人10代の男系女子の天皇がいましたが、その多くは消去法で選ばれたり、幼い男子が成長するまでのつなぎだったり。天皇の子に男子がいなくても、先代や先々代の天皇ゆかりの男子を見つけて皇位につけてきました。なぜそこまで男系にこだわったのか理由は定かではありませんが、そうして紡がれてきた歴史がある以上、男系男子優先の原則は変えるべきではありません。

「AERA dot.」（2023年6月8日配信）

愛子さまに即位していただくべき！の声

こちらの記事では、「感情論が議論をリードするようなことはあってはなりません」と、愛子さまの即位を期待する意見を批判している一方で、その主張に関しては、「とにかく、昔から、男系男子でやってきてるのだから、今後もそうすべき」といった雑な議論を展開しています。

このような議論に関して、ニュースサイトのコメント欄では、批判意見が殺到、「愛子さまにご即位いただくべきだ」といった意見が数多く書き込まれています。

言い分を聞いた上で。

おそらく、この件に関心のあるだいたいの人は今後のことを心配している

状況が悪くなって腰を上げるのではなく、余裕を持って考えられる時間のあるうちに、良い方向へ持っていきたい、それが悠仁さまを大切にすることにも繋がるのではないでしょうか

悠仁さまに失礼に当たらないような、納得のいく言葉での報道が大事。

愛子さまが天皇になられるのが自然だと思います

里中さんの意味するところが論拠が良く分からない。歴史はその時代の常識によって変えられるべきでそれが文化的発展というものだ。戦争の時代の男子優先の過去から男系男子が基本で其れを守るために妾制度も認められていた。現代の常識は平和国家で妾制度は無くなり、男女同権で国民に寄り添う天皇が敗戦後の平成、令和の常識となった。男系男子論は遺伝的に繋がらない。女性、女系天皇議論は国民が天皇制を求めるなら今必要だ。天皇家と傍系とをくらべれば、国民に真に寄り添えるのは現在の天皇家のみである。国民もその天皇家の第一子を望む声が大きい。秋篠宮、悠仁さまを国民の声に背いて天皇に推すのは逆にその方が失礼というものだ。

「悠仁さま皇位継承なら、皇室滅亡」ロイター通信が警鐘

このように、悠仁さまが皇位継承すれば、皇室の将来に悪影響を及ぼす、といった意見が多いのですが、実は、過去にロイター通信は、平成の時代に「悠仁さまが皇位継承すれば、皇室は滅亡する」という内容の記事を配信していたようです。

天皇陛下は皇室が消滅してしまうのではないかという危機感を大いに抱いていると、長年の皇室ウォッチャーでもある日本のあるベテラン記者は匿名で語った。

急速に高齢化が進み、２０６０年までに人口が約３割減ることが予想される国において、皇室の衰退はより大きな傾向の象徴でもある。日本の同族経営企業にとっても、後継者育成は深刻な問題となっている。

天皇陛下の生前退位などを検討する有識者会議の初会合が開かれるが、日本の国内メディアや専門家によると、皇太子に皇位を譲り生前退位を可能とする陛下一代限りの特別立法を検討する方向に政府は傾いているようだという。（中略）

皇室典範の専門家である慶應義塾大学法学部の笠原英彦教授は、有識者会議では、男系男子に限られている継承についての問題は議論されないとみている。保守派は、２６００年に及ぶ天皇制の伝統において、男系男子による継承は要だと考えている。政府のスタンスは、世論を二分する女性、女系による皇位継承のような問題に取り組むのを避けることだと、同教授は指摘する。

「安倍首相はリアリストだ」と、前述のベテラン記者は指摘する。「何も手を打たなければ皇室が絶えてしまうのは明らかなので、首相が何もしないというのは考えられない」と語った。

「ロイター通信」（2016年10月17日配信）

このように、ロイター通信は、安倍元首相が、皇室を存続させるために、皇室典範改正を行うだろうと予測しているのですが、実際には安倍元首相は、何もしないまま首相を辞任し、その後、暗殺されます。

ちなみに、ネット上で、しばしば噂される、安倍元首相が、小泉純一郎氏による皇室典範改正に反対した際に、語ったとされる「お腹の子の皇位継承権を奪うのか！？」というセリフですが、「月刊Hanada」（2023年1月号）でも、こうした発言は実際にあった、として次のように報じています。

小泉首相は強気に皇室典範改正へ進もうとした。官房長官だった安倍さんは悩んで、一時的なつなぎとしてなら愛子天皇もありうべしと漏らしたらしい。

だが、秋篠宮妃殿下の懐妊が明らかになり、二〇〇六年九月に悠仁さまが誕生されたので、女帝女系継承を認める小泉内閣の報告は前提条件を失った。 岩田さんも紹介しているが、ご出産前で男女のどちらか分からない時点で、安倍さんが小泉首相に「お子さまが男子の場合、皇室典範改正は正統な皇位継承者から継承権を奪うことになります」と助言したことはよく知られている。

「月刊Hanada」（2023年1月号）

皆さんは、このような「悠仁さま皇位継承なら、皇室は滅亡する！」というロイター通信の報道について、どう思いますか？是非、コメント欄に感想や意見をお願いします。

ご拝読ありがとうございました。