安倍元首相銃撃事件を「天罰」と断じた美智子さま　上皇ご夫妻・秋篠宮家と安倍元首相との対立の本質とは何だったのか？

文・もっちゃん

山上容疑者のTwitterアカウントが話題に

今月8日に、安倍元首相が銃撃され死亡する事件から10日が経過しましたが、現在でも様々な議論が繰り広げられているようです。

この事件に関して、最初に話題となったのは、安倍元首相を銃撃し殺害した山上容疑者と統一教会との関係性についてです。山上容疑者は、母親が統一教会の熱心な信者であり、かつては、同会に多額の寄付を行い破産した経験もあるようです。

その後、政府が安倍元首相を国葬で葬儀を行うと決定し、このことも大いに物議を醸すこととなりました。そして、現在、この問題で話題となっているのが、山上容疑者のものと思われるTwitterアカウントの発見です。

安倍晋三元首相の銃撃事件で、山上徹也容疑者がツイッターに「憎むのは統一教会だけだ。結果として安倍政権に何があってもオレの知った事ではない」と、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）への恨みなどを投稿していたとみられることが17日、分かった。

　山上容疑者のものとみられるツイッターには「オレが14歳の時、家族は破綻を迎えた。統一教会の本分は、家族から巻き上げさせたアガリを全て上納させることだ」などとつづられ、同連合を「不倶戴天の敵」と表現していた。

　家族については「祖父の目を盗んで金を統一教会に流していた母をとがめる者はもういない」と投稿。山上容疑者が当初狙っていたと供述している同連合の韓鶴子総裁について20年8月には「今年はおそらく鶴子は来ないだろう。それはオレにとって吉か凶か」。

　安倍氏が持病を理由に首相の辞意を表明した20年8月28日には「安倍政権のやり方が常に正しかったとは全く思わないが、結果として正しかった事を評価できなければその正しさは失われる」とある。

　11日に記者会見した旧統一教会の田中富広会長は、山上容疑者の犯行に関して「教会に対する恨み、そこから安倍元首相の殺害に至るということは、とても大きな距離があって、私たちもその理解に少し困惑しております」と話していた。

「日刊スポーツ」（2022年7月17日配信）

山上容疑者の不幸な境遇に同情の声も

母親や、統一教会に対する想いを吐露した山上容疑者のツイートですが、ニュースサイトのコメント欄には、山上容疑者の境遇に対して同情するような意見も書き込まれているようです。

ニュース見るたび心が痛みます。私も元某宗教二世。親は幹部、実家は拠点。辞めたくてもずっと周りの大人たちに説得され、（悪く言えば丸め込まれ）長い間心身のバランスを崩した。今、心身共に健康になり自分の人生を生きられるようになってきたが、違和感を感じてからここへ来るまでに30年近く、長く苦しい道のりでした。正直、子ども時代に誰か助けて欲しかった！祈りではなく現実な手段で。この問題は絶対もみ消されないで欲しいです。今この瞬間にも苦しんでいる人がたくさんいると思います。

政治家に、無策の罪、沈黙の罪を感じます。

政治権力と宗教権力が暗黙の結託をしていたならば、1人の国民は無力だと思いました。

メディア権力には国民の立場で真実を明らかにして頂きたいです。

もし政治権力、宗教権力、メディア権力が結託したら、日本社会は、疑心暗鬼の不信感が蔓延し、殺伐とした世の中になると危惧しています。重大な岐路に感じます。

いくら信教の自由としても一億円もの献金をさせておいて不幸のどん底まで平気で突き落とす宗教団体を認めている国もどうかしているからなのだろう。

国会議員が宗教団体から逆に献金をもらったり選挙で投票してもらえるとなれば当然なのかもしれない。

なのでそのような宗教団体を野放し状態しているからブーメランとなったのかもしれない。

今後は国として法整備して信者を守る組織を設置すべきなのだろう。

安倍元首相の死を天罰と吐き捨てる美智子さま

事件から10日が過ぎた今なお、日本中で話題となっているこの事件。海外メディアからも注目を集め、世界各国から数多くの追悼のメッセージが届けられる中、日本の皇室は、何のお言葉も発せられず、静観している状況が続いています。

「現在のところ、皇室や宮内庁からは、正式のお言葉などは発表されていませんが、宮内庁の内部から漏れ伝わってくるところによると、天皇皇后両陛下は、安倍元首相の死に大変心を痛めておられる一方で、美智子さまや紀子さまなどは、あまり悲しんでおられないようですね。

特に、安倍元首相の生前から様々なメディアで不仲が報じられていた美智子さまに関しては、安倍元首相の死について、“天罰だ”などと仰られているそうです。

安倍元首相は、上皇陛下の生前退位に際して、特例法の制定に尽力し、また、それ以前の小泉政権下では、皇室典範改正を阻止し、悠仁さままでの皇位継承の流れを決定づけたという点で、上皇ご夫妻のためにも、秋篠宮ご夫妻のためにも、大変な尽力をされたある意味、功労者と言ってよい存在ではあるのですが、それでも、美智子さまも紀子さまも今回の事件に関しては、驚くほど冷淡な反応を示しておられるようですね」（宮内庁関係者）

果たして、なぜ、美智子さまや紀子さまは、安倍元首相に対してこれほど冷淡な態度を取っておられるのでしょうか？先の宮内庁関係者は、その点に関して、次のように語ってくれました。

「安倍元首相といえば、男系皇統を重視するいわゆる男系皇統派のリーダー的存在であり、皇位継承問題において、秋篠宮家への皇位の委譲のために尽力した最大の功労者であることは間違いないのですが、一方で、憲法問題や、女性宮家に関する問題では、上皇ご夫妻とも秋篠宮ご夫妻とも意見が対立しており、そのために深い亀裂も生じていました。

平成の時代に、雅子さまを激しくバッシングした秋篠宮家応援団のような言論人らとは違い、安倍元首相は、あくまで男系皇統を維持することが、立場上も、自身の政治的信条からも重要であった一方で、上皇ご夫妻や秋篠宮ご夫妻に対して、それほど心情的に寄り添っていたわけでもないようですね。

特に、第二次安倍政権以降は、安倍元首相自身が、国民から神格化されることを強く望んでおり、ある意味で、当時天皇であった上皇陛下や皇后であった美智子さまに対して、一種の対抗意識のようなものを抱いていたのかもしれません。

また、秋篠宮ご夫妻に対しては、しばしば、“自分のおかげで秋篠宮家への皇位の委譲が実現するのだ”と言わんばかりの恩着せがましい態度を取ることもあったようで、美智子さまや紀子さまにとっては、不快な人物として認識されていたのでしょう」（前出の宮内庁関係者）

気に入らない人物の死に際して天罰と吐き捨てる美智子さまに、祝杯を上げられる紀子さま。皆さんは、こうした態度について、どう思いますか？是非、コメント欄に感想や意見をお願いします。

ご拝読ありがとうございました。